2023年01月27日

2023年 第3週 (2023.1.16 ~ 2023.1.22)

【定点把握対象疾患】
  警報・注意報の発令はありません。

~今週のコメント~
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
 県内の第3週の新型コロナウイルス感染症患者数は9,243名と2週続けて減少し,第1週に比べ半減しています。
しかし病床使用率は引き続き高い水準で推移しており,依然として医療機関の負荷が大きい状況にあります。
 また,インフルエンザの患者数は221名と前週より増加し,県内の学校で学級閉鎖が発生していることから,今後さらに患者の増加が予想されます。
 新型コロナウイルス感染症の予防対策はインフルエンザにも有効ですので,三密の回避,手洗い,効果的な換気など基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いいたします。

【感染性胃腸炎】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の280名から364名に増加しています。
 感染性胃腸炎は,嘔吐,下痢などを主な症状とする感染症で,ノロウイルスなどのウイルスや腸管病原性細菌が主な原因となります。
例年,冬季にはノロウイルスなどによる流行がピークを迎えます。
今後の動向に注意し,調理・食事前の手洗いなど,日常生活での予防対策を徹底してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年1月26日更新)