2023年 第14週
～新型コロナウイルス感染症・
インフルエンザ、感染性胃腸炎〜

2023年 第14週 (2023.4.3 ～ 2023.4.9)

【定点把握対象疾患】
　警報・注意報はありません。

～今週のコメント～
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
　県内の第14週の新型コロナウイルス感染症患者数は988名と先週からほぼ横ばいで推移しています。
一方で、インフルエンザ患者数は前週の585名から434名へ減少しています。
患者報告数は石巻を除く全ての管内で減少し、定点当たり患者報告数が注意報レベルの10を超えている地域はありません。
新学期が始まり、新たな感染機会の増加が懸念されるため、今後も動向に注意し基本的な感染対策の徹底に努めてください。

【感染性胃腸炎】
　県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の287名から209名となり、4週連続で減少しています。
感染性胃腸炎は嘔吐、下痢などを主な症状とする感染症で、例年冬期に流行のピークを迎えますが、近年は年間を通して発生していることから、引き続き注意が必要です。
また、原因の多くがノロウイルスによるもので、アルコール消毒が効きにくいため、消毒する際は次亜塩素酸ナトリウム溶液（薄めた塩素系漂白剤）を使用してください。

【宮城県保健環境センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（令和05年04月13日更新)