2023年01月20日

2023年 第2週 (2023.1.9 ～ 2023.1.15)

【定点把握対象疾患】
　　警報・注意報の発令はありません。

～今週のコメント～
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
　県内の第2週の新型コロナウイルス感染症患者数は13,447名と前週から減少しましたが，引き続き高い水準で推移しています。
依然として医療機関の負荷が大きい状況であることから，県は「みやぎ医療ひっ迫危機宣言」の実施期間を2月13日まで延長しました。
　また，インフルエンザの第2週の患者数は158人と前週よりわずかに減少しましたが，仙南管内では増加しており今後の動向に注意が必要です。
　新型コロナウイルス感染症，インフルエンザともに基本的な感染対策が感染予防に有効ですので，引き続き基本的な感染対策の徹底に努めてください。

【感染性胃腸炎】
　県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の128名から280名に倍増し，県内全域で増加傾向にあります。
　感染性胃腸炎は，嘔吐，下痢などを主な症状とする感染症で，ノロウイルスなどのウイルスや腸管病原性細菌が主な原因となります。例年，冬季にはノロウイルスなどによる流行がピークを迎えます。
今後の動向に注意し，調理・食事前の手洗いなど，日常生活での予防対策を徹底してください。

【宮城県保健環境センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（令和05年1月19日更新)