2023年01月06日

2022年・第52週(2022.12.26 ~ 2023.1.1)

【定点把握対象疾患】
  警報・注意報の発令はありません。

~今週のコメント~
【新型コロナウイルス感染症】
 県内の最近の動向を1週間あたりの推移でみると第50週24,784名,第51週23,216名,第52週18,696名となり,やや減少しています。
年末年始で多くの医療機関が休診となり検査件数が少なかったためと思われますが,3年ぶりに行動制限のないお正月を迎えたため今後の動向に注意が必要です。
県は,令和5年1月16日までを期限として「みやぎ医療ひっ迫危機宣言」を発令しています。
医療機関の負荷軽減と感染抑制のためのご協力をお願いします。
宣言内容の詳細については,下記URLをご参照ください。
>>詳細はこちら

【インフルエンザ】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は第51週に149人となり前週の5倍以上と急増しました。
定点当たりの患者数も流行開始の目安となる1.00を超え,3年ぶりに流行期に入りました。
また,厚生労働省は,第51週から全国的に流行期に入ったことを発表しました。
 仙台医療センターウイルスセンター及び保健環境センターではインフルエンザウイルスAH3型が検出されています。
また,保健環境センターでは第51週に1名の患者からインフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの両方が検出されました。
今後,インフルエンザが本格的な流行を迎えるとともに同様の例が増加すると予想されます。
休み明けとともに集団生活が再開し感染の機会も増えるため,引き続き感染対策の徹底に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年1月6日更新)