2022年09月02日

2022年・第34週(2022.8.22 ~ 2022.8.28)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
    塩釜,大崎,石巻,気仙沼,仙台管内で,警報レベルを継続中です。
    仙南管内で警報レベルを超えました。

~今週のコメント~

【新型コロナウイルス感染症】
 県内の陽性公表者数は,8月31日に2,652名となり,同日現在の累計で225,805名となりました。
最近の動向を1週間あたりの推移でみると,第32週20,325名,第33週24,851名,第34週19,550名と高い水準が続いています。
 感染力の強いオミクロン株BA.5による感染拡大状況,ひっ迫する医療現場の負荷を軽減するため,県は8月31日までとしていた「みやぎBA.5対策強化宣言」を9月末までに延長し,これまでの取組みの継続(一部を除き)を要請しています。
県民の皆様に対して行動制限は求めませんが,基本的な感染対策の再徹底や症状が軽く重症化リスクがない場合は,抗原検査キットを利用した自主検査を行うことなどを呼びかけています。
具体的な宣言内容については下記URLをご参照ください。
>>詳細はこちら

【手足口病】
 乳幼児を中心に,手や足,口の中などに水泡性の発疹ができる急性ウイルス性の感染症で,夏季に流行がみられます。
患者の咳,くしゃみなどの飛沫や便に排出されたウイルスで感染が広がります。
県内の患者数は先週の410人から今週は512人と増加しています。
新学期が始まり人との接触が増えることから今後さらに流行の拡大が予想されますので,手洗いを徹底するなど予防対策に努めてください。

【腸管出血性大腸菌感染症】
 ベロ毒素を産生する大腸菌による感染症で,O157,O26などが代表的です。
県内では今週,塩釜,大崎,仙台管内で報告がありました。
 主な症状は腹痛、下痢ですが、小児や高齢者など抵抗力が落ちている人では溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし重症化することがあるため注意が必要す。
手洗い励行などの予防対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和04年09月01日更新)