2023年02月17日

2023年 第6週 (2023.2.6 ~ 2023.2.12)

【定点把握対象疾患】
[ インフルエンザ ]
 仙南管内で注意報レベルを継続中です。

~今週のコメント~
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
 県内の第6週の新型コロナウイルス感染症患者数は3,543名と6週連続で減少しています。
「みやぎ医療ひっ迫危機宣言」は2月13日で終了しましたが,新規感染者の発生は続いているので今後も動向に注意してください。
一方で,インフルエンザ患者数は401名で前週よりやや増加しています。
県は2月9日にインフルエンザ注意報を発令し,予防対策の徹底を呼びかけています。
 新型コロナウイルス感染症,インフルエンザともに基本的な感染対策が有効なので,引き続き感染対策の徹底に努めてください。

【感染性胃腸炎】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の584名から629名に増加しています。
特に仙台管内の患者数が多く,宮城野区では第6週に警報開始基準値20を超えました。
宮城県保健環境センター及び仙台市衛生研究所に搬入された感染性胃腸炎の検体からはノロウイルスやサポウイルスが検出されており,更なる感染拡大が予想されます。
 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は,嘔吐,下痢などを主な症状とし,例年,冬季に流行のピークを迎えることから,今後の動向に注意が必要です。
感染者の便や吐物の処理には次亜塩素酸ナトリウム溶液(薄めた塩素系漂白剤)し,調理・食事前の手洗いなど,日常生活での予防対策を徹底してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年02月16日更新)