2023年02月03日

2023年 第4週 (2023.1.23 ~ 2023.1.29)

【定点把握対象疾患】
  警報・注意報の発令はありません。

~今週のコメント~
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
 県内の第4週の新型コロナウイルス感染症患者数は6,636名と3週続けて減少しています。
一方で,インフルエンザの患者数は前週の221名から351名へと3週続けて増加し,県内の学校で学級閉鎖が発生していることから,今後さらに患者の増加が予想されます。
 新型コロナウイルス感染症の予防対策はインフルエンザにも有効ですので,三密の回避,手洗い,効果的な換気など基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いいたします。

【感染性胃腸炎】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の364名から473名に増加し,特に大崎管内で大幅に増加し,警報開始基準値に迫っています。
患者の増加とともに集団感染事例も増加傾向にあり,保健環境センターでは,第3週の保育施設の集団感染事例からノロウイルスとサポウイルスが検出されています。
 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は,嘔吐,下痢などを主な症状とし,例年,冬季に流行のピークを迎えます。
ノロウイルスにアルコール消毒は効果が無く,次亜塩素酸ナトリウム溶液(薄めた塩素系漂白剤)で消毒を行ってください。
また,今後の動向に注意し,調理・食事前の手洗いなど,日常生活での予防対策を徹底してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年02月02日更新)