2023年02月10日

2023年 第5週 (2023.1.30 ~ 2023.2.5)

【定点把握対象疾患】
[ インフルエンザ ]
 仙南管内で注意報レベルを超えました。

~今週のコメント~
【新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ】
 県内の第5週の新型コロナウイルス感染症患者数は4,698名と引き続き減少しています。
一方で,インフルエンザ患者数は352名で前週とほぼ横ばいですが,仙南管内で定点あたり10.0を超えたため,県は本日インフルエンザ注意報を発令し,予防対策の徹底を呼びかけています。
 新型コロナウイルス感染症の予防対策はインフルエンザにも有効ですので,三密の回避,手洗い,効果的な換気など基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いいたします。

【感染性胃腸炎】
 県内の定点医療機関からの患者報告数は前週の473名から584名に増加し,特に大崎管内の患者数が多く,警報基準値に迫っています。
4歳以下の乳幼児が全体の約2/3を占め,第3-4週の保育施設の集団感染事例からいずれもノロウイルスが検出されています。
 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は,嘔吐,下痢などを主な症状とし,例年,冬季に流行のピークを迎えることから,今後の動向に注意が必要です。
感染者の便や吐物の処理には次亜塩素酸ナトリウム溶液(薄めた塩素系漂白剤)し,調理・食事前の手洗いなど,日常生活での予防対策を徹底してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年02月09日更新)