2017年09月11日

平成29年・35週(8月28日~9月3日)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
仙南、塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で警報継続中
[ヘルパンギーナ]
登米管内で警報継続中

~今週のコメント~
【RSウイルス感染症】
 RSウイルスにより引き起こされる急性の呼吸器感染症で、主な症状は発熱や鼻水です。
患者の咳、鼻水等からの飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付いたものを触ることにより感染します。
特に乳幼児に多くみられ、生後6ヶ月未満の乳児では肺炎などを起こし重症化しやすいことから注意が必要です。
通常は秋から冬を中心に流行しますが、今年は、過去5年と比較して、全国的に最も早い時期から患者報告数が増加しています。
県内でも患者報告数の多い状態が続いており、今後も注意が必要です。手洗い、うがいなどの予防対策に努めてください。

【手足口病】
 小児(5歳以下)に多く発生するウイルス性の感染症で、手や足、口の中などに発疹が現れます。
県内では、先週に引き続き、全保健所管内で警報開始基準値である5人を大幅に超えており、流行が継続しています。
石鹸と流水による手洗いの徹底、乳幼児がよく触れる場所やおもちゃの消毒など、感染予防対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年9月7日更新)