2017年05月19日

平成29年・19週(5月8日~5月14日)

【定点把握対象疾患】
  [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
仙南管内で警報値を超えた
石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

 先週と比較し県内の患者報告数が増加傾向にあります。特に石巻管内では継続して警報値を超えているほか、仙南管内でも今週警報
値を超えました。
この感染症は、A群溶血性レンサ球菌の感染による、光熱・咽頭痛・嘔吐等を主症状とする上気道感染症です。
合併症として、肺炎・髄膜炎・敗血症等の化膿性疾患や糸球体腎炎を引き起こすこともあります。
感染経路は患者との接触を介するヒト‐ヒト感染が主であり、家庭、学校などの集団生活での感染も多いとされています。
今後とも、うがい、手洗いなどの予防対策やバランスのとれた食事、十分な睡眠時間をとる等日頃からの注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年5月18日更新)