2017年04月29日

平成29年・16週(4月17日~4月23日)

~定点把握対象疾患~
 [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
石巻管内で警報値を超えた

~今週のコメント~
【インフルエンザ】
 定点当たりの患者報告数が、第15週、第16週と連続して全ての保健
所管内で警報継続基準値を下回ったことから、県では4月27日に警報
を解除しました。警報は解除されましたが、特に塩釜管内では、先週
に比べB型の患者報告数が増えており、今しばらくは注意が必要で
す。

【A型肝炎】
 A型肝炎ウイルス(HAV)感染による急性ウイルス性肝炎です。感染
経路は、汚染された食品や水などを介した経口的な感染です。発熱、
食欲不振、黄疸、肝肥大などの肝症状が認められます。宮城県では
第16週まで2例の患者報告があり、いずれも成人の発症でした。予防
には、手洗いの励行などの一般的予防法に加え、ワクチンによる積極
的予防法が推奨されています。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年4月27日更新)