2017年12月15日

平成29年・49週(12月4日~12月10日)

【定点把握対象疾患】
[水痘]
気仙沼管内で注意報値を超えた
[手足口病]
石巻管内で警報継続中
[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【インフルエンザ】
県内の定点からの患者報告数は6週連続で増加しています。
患者からのインフルエンザ検出状況は、A(H1)pdm09型、A(H3)型やB型が検出されています。
今後さらに流行が拡大する可能性がありますので、帰宅時のうがい・手洗いの徹底、マスクの着用で咳エチケットを行うなど、引き続き感染予防に努めてください。

【侵襲性肺炎球菌感染症】
通常、呼吸器の病原菌である肺炎球菌が他の臓器に侵入し、髄膜炎や菌血症など重篤な症状を呈する場合を「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼びます。
県内の今年の患者数は44例となっています。
予防には肺炎球菌ワクチンが有効であり、平成25年4月から小児を対象として、また、平成26年10月からは高齢者を対象にワクチンの定期接種が開始されています。
積極的に活用して予防対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年12月14日更新)