2017年04月08日

平成29年・13週(3月27日~4月2日)

~定点把握対象疾患~
 [インフルエンザ]
 大崎、石巻管内で警報継続中
 栗原管内で注意報継続中

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 仙南、石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【侵襲性肺炎球菌感染症】
5類感染症に属します。
この感染症は、呼吸器の病原菌である肺炎球菌が、髄液または血液から検出された場合に侵襲性肺炎球菌感染症と呼びます。
成人では、発熱、咳、喀痰、息切れを初期症状とした菌血症を伴う肺炎が多く、小児では肺炎を伴わずに発熱のみの菌血症例がみられます。
宮城県における第13週までの届出患者数は16名(仙台市含む)で、高齢者が多くなっています。
平成25年4月から小児を対象に、平成26年10月から高齢者を対象としたワクチンの定期接種が開始されています。
予防には、肺炎球菌ワクチン接種が有功とされていますので、積極的に活用し予防に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年4月6日更新)