2017年10月13日

平成29年・40週(10月2日~10月8日)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
仙南、栗原、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で警報継続中

~今週のコメント~
第40週に大崎管内で麻しんの患者が発生しました。
初期症状は38℃前後の発熱、咳、鼻水などで、これらが数日続いた後、口の中に特徴的な白い斑点が現れ、39℃以上の高熱と全身の発疹が生じます。
通常はその後3~4日で徐々に回復しますが、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を引き起こすことも多く、死亡する例もあります。
空気感染が主で、感染力が非常に強いため、コンサート会場や体育館などの広い場所であっても、同じ空間にいることにより感染し、流
行につながる恐れがあるため注意が必要です。
麻しんはワクチン接種により予防することができます。
罹患歴やワクチン接種歴が明らかでない場合などは、接種を検討しましょう。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年10月12日更新)