2017年07月28日
平成29年・29週(7月17日~7月23日)
【定点把握対象疾患】
[手足口病]
大崎管内で警報継続中
仙台管内で警報値を超えた
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜、石巻管内で警報継続中
~今週のコメント~
【レジオネラ症】
今週は4例の報告があり、2017年の県内報告数は18例になっています。
レジオネラ属菌は土壌や環境水中に生息する菌で、ヒトからヒトへの感染はありません。エアロゾルを発生させる人工環境(冷却塔、噴水、ジャグジー等)や循環水を利用した風呂などの増加が、感染の機会を増やす一因ではないかと考えられているほか、農業用水などからの感染が疑われる例もあり、注意が必要です。
肺炎またはインフルエンザ様の症状を呈しますが、高齢者など免疫が低下したヒトでは肺炎を起こす危険性が高まります。免疫力を落とさないよう日頃から体調管理に注意が必要です。
【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年7月27日更新)