2018年03月23日

平成30年・第11週(2018.3.12~ 2018.3.18)

【定点把握対象疾患】
[インフルエンザ]
仙南、塩釜、大崎、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で警報レベルを継続中です。
[ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
石巻管内で警報レベルを継続中です。
[ 手足口病]
気仙沼管内で10名の患者報告があり、警報値を超えました。
[ 急性出血性結膜炎]
石巻管内で1名の患者報告がありました。

~今週のコメント~
【インフルエンザ】
患者報告数は6週連続で減少しており、分離されるインフルエンザウイルスのタイプもB型が多くなっています。
未だ、流行は続いていますので、感染予防のために、うがいや手洗いの励行、加湿器の使用、不要不急の外出を避けるなど積極的な対策を行いましょう。
急な発熱、悪寒などの症状がある場合は、早期に医療機関を受診して下さい。

【百日咳】
第8週に気仙沼管内で患者報告がありました。
百日咳は、百日咳菌の感染で起きる急性の気道感染症です。
初めはかぜのような症状ですが、次第に激しく発作性に咳込むようになり、発熱や嘔吐を伴うこともあります。
乳児は無呼吸、呼吸困難など重症化しやすく、特に注意が必要です。
咳などで発生する菌を含んだ飛沫や接触感染でうつり、感染力が強いとされます。
予防にはワクチン接種が有効で、感染しても軽い症状ですみます。
家族等から乳児への感染例も報告されていますので、患者発生のあった管内では注意が必要です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成30年3月23日更新)