2017年04月16日

平成29年・14週(4月3日~4月9日)

~定点把握対象疾患~
 [インフルエンザ]
 大崎管内で警報継続中

~今週のコメント~
【アデノウイルス】
 アデノウイルス感染症は、特に夏季中心に流行するとされています
が、冬季にも咽頭結膜熱からのアデノウイルスが検出されることがあ
ります。うがい、手洗いなどの予防対策に努めましょう。

【E型肝炎】
 E型肝炎は、E型肝炎ウイルス(HEV)に汚染された食物や水の摂取
で感染し、症状は黄疸など肝機能悪化や腹痛などです。まれに劇症
化し、致死率は、妊婦が感染すると20%に達することがあります。全
国の発生動向調査による患者報告数は、2015年に212人、2016年に
356人で、近年増加傾向がみられます。感染予防には、手洗いと飲食
物の加熱が有効で、特に豚やジビエ(野生鳥獣)の肉・内臓を食べる
際は十分に加熱することが大切です。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年4月13日更新)