2017年06月23日

平成29年・24週(6月12日~6月18日)

【定点把握対象疾患】
 [感染性胃腸炎]仙南管内で警報値を超えた
 [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【腸管出血性大腸菌感染症】
 県内では家族内感染を含め今週4例の報告があり、今年1月からの合計が12例となっています。
主症状は腹痛や下痢ですが、小児や高齢者などの抵抗力が落ちている人が感染すると重症化することがあるため、注意が必要です。
加熱不足の食肉からの感染のほか、患者との接触による感染も多く見られます。
腸管出血性大腸菌は、75℃で1分間以上の加熱で死滅しますので、食品では特に中心部まで十分に加熱をする必要があります。
気温の高い季節は流行のシーズンですので、食品の取り扱いに注意するとともに、手洗い励行などの予防対策にも留意してください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年6月22日更新)