2017年05月12日

平成29年・18週(5月1日~5月7日)

【定点把握対象疾患】
  [A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
石巻管内で警報継続中

~今週のコメント~
【感染性胃腸炎(ロタウイルス)】

全国的に第6週以降増加が続いており、今週までの宮城県の患者数は45人となりました。
例年、3月から5月にかけて乳幼児を中心に胃腸炎の流行が起こり、この中にロタウイルスによる胃腸炎が多く含まれています。
乳幼児期(0~6歳ごろ)にかかりやすい病気で、水のような下痢、吐き気、おう吐、発熱、腹痛などの症状が出ます。特に、乳幼児では激しい症状が出ることが多く、意識の低下やけいれん等の症状が見られたら、速やかに医療機関を受診しましょう。
ロタウイルスの感染を広げないようにするには、オムツの適切な処理、手洗いの徹底などが必要です。ロタウイルスにはアルコール消毒はあまり効き目がありません。便や吐物で汚れた衣類には、家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)によるつけおき消毒が有効です。
乳幼児を対象としたロタウイルスワクチンの予防接種を任意で受けることができますので、医療機関でご相談ください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年5月11日更新)