2017年08月04日

平成29年・30週(7月24日~7月30日)

【定点把握対象疾患】
 [手足口病]
 大崎管内、仙台管内で警報継続中

~今週のコメント~
【重症熱性血小板減少症候群(SFTS)】
 多くの場合、SFTSウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。
初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状等ですが、高齢者などでは重症化し死亡することもあります。
県内ではSFTS患者の報告はありませんが、全国的には西日本を中心に毎年60名前後の報告があります。
感染予防には、マダニに咬まれないことが大切で、草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、首にタオルを巻く、長袖・長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくする対策が大切です。
また、マダニに吸血された場合には、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関でマダニの除去、洗浄などの処置を受けてください。
 なお、野生動物やネコ・イヌなどからのSFTSウイルス検出の報告もありますが、屋内飼育の動物は、基本的にSFTSウイルスの心配はないとされています。仮にペットからダニが見つかった際には動物病院を受診してください。

【手足口病】
 県では、今週、1定点医療機関当たりの患者報告数が警報開始基準値である5人を超えたため、注意喚起を行いました。
夏季に流行のピークを迎えるため、石けんと流水による手洗いなど感染予防に努めてください。


【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年8月3日更新)