2017年08月10日

平成29年・31週(7月31日~8月6日)

【定点把握対象疾患】
 [手足口病]
  仙南、栗原、登米、石巻、気仙沼管内で警報値を超えた
  大崎管内、仙台管内で警報継続中
 [ヘルパンギーナ]
  登米管内で警報値を超えた

~今週のコメント~
【ヘルパンギーナ】
 例年、夏季に流行がみられる小児の急性ウイルス咽頭炎で、いわゆる夏かぜの代表的なものです。
発熱や口腔粘膜の水泡性発疹などが主な症状です。
原因は、エンテロウイルス属のA群コクサッキーウイルスの感染によるものが多くみられます。今週、登米管内で警報値を超えました。
主な感染経路は、患者の咳やくしゃみを吸い込むことなどによりますが、便中に排出されたウイルスが手等を介して口に入ることも
あります。
ウイルスは、急性期に多く排出されますが、症状が治まった後でも2~4週間程度排出されるとの報告もありますので、咳エチケット
やこまめな手洗いなど感染予防に努めてください。

【手足口病】
 今週、塩釜を除く7保健所管内で警報値を超え、患者の増加傾向が続いています。
県では、先週、注意喚起を行いましたが、引き続き小さな子供のいる家庭では、食事の前や排せつ後の石けんと流水による十分な手洗いなど感染予防に努めてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年8月10日更新)