2017年04月24日

平成29年・15週(4月10日~4月16日)

~定点把握対象疾患~
注意報・警報発令なし

~今週のコメント~
【腸管出血性大腸菌感染症】
 宮城県内で今年度初めての患者報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する大腸菌が原因となり、腹痛、水溶性下痢及び血便などを引き起こす感染症です。嘔吐や高熱を伴うこともあります。
小児、高齢者や抵抗力が落ちている人などが感染すると、溶血性貧血、急性腎不全を来し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし、死に至る例もあります。夏場に流行がみられる感染症ですので、これからの季節は注意が必要です。加熱不足の食肉からの感染もあることから、食品の取り扱いに十分注意するとともに、手洗い等の予防対策にも留意してください。
【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年4月20日更新)