2017年09月22日

平成29年・37週(9月11日~9月17日)

【定点把握対象疾患】
[手足口病]
 仙南、塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で警報継続中
[ヘルパンギーナ]
 登米管内で警報継続中

~今週のコメント~
【梅毒】
 2010年以降全国的に梅毒の報告数は増加傾向にあります。
2017年に入り3カ月で1000人を超え、1999年以降で最も速いペースで感染が広がっています。
梅毒は、「梅毒トレポネーマ」の感染によって、しこりやただれなどの症状が出るほか、妊婦の場合は流産や死産の恐れもあります。
感染経路の8割は性的接触によるものであり、異性間接触による報告数の増加が続いていますが、同性間接触の増加や妊娠中の母親から胎児への感染による先天梅毒も懸念されています。
2017年の県内での報告数は45例と、昨年と比較して多い状況が続いており、リスクの高い集団に対する啓発活動や予防教育が特に重要です。
感染が疑われる症状がみられた場合には、早期に医師の診断・治療を受けることを心がけてください。

【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(平成29年9月21日更新)